「DEL COM EXPV」

■バッテリーのイニシャライズ化が最適にできる充電器です。
■高い電圧の時間延長化を実現するレース向け充電器です。
■パソコンとつないでグラフ表示可能(イメージ画像)


★充電モード
  Aプログラム…電圧変動変化率で適合電流充電を行う
状態のわからない充電池を使う際、機械任せで充電できます。良好な電池の場合、電流値は大きくなり、大きな電流が向かない状態にある充電池は適合電流を探しながら充電してゆきます。
 B・C・D・F・G…イニシャライズ後後半は好みの電流で優位性を発揮
プログラムごとにバッテリーの状態に合せたイニシャライズの度合いを選択し、電池の温度や使用目的にあわせた、後半電流を設定し、充電する事が出来ます。BALAN6との併用で充電前の(残電流、電圧)整列で高容量&高い電圧の出力特性を可能とします。
(実行値型の安定化電源もしくはバッテリーなどの併用がより、理想的)
充電池の状態があまり芳しくない場合は各プログラムにリフレッシュを追加して充電することをお勧めします。
各PGMの詳細はご購入後、取扱い説明書でご確認いただければと思います。
 E………………定電流 充電・放電ポジション
完璧に電池状態を把握していて、起こし終えた、新しい充電池や能力測定にお勧め。 他社のリニアと同一条件(注※)で比較してください。きっとご満足いただけるはずです。
注※(−刄sーク電圧を除く)
単位精度が必ずしも同じレベルとは限らない為に(−刄sーク電圧を除く)としております。その補正が正確に行いたい場合、アバレ巾の追従性を外部の電圧計を用いて測定し、補正し、調整して測定してください。
★放電モード
 Eプログラム以外ではすべてAの自動電流で行われます。
 但し、Eプログラムでは設定電流で放電が行われます。大電流も可能ですが、電池の寿命やコ  ンディショニングを考える場合、10A以下がお勧め。繰り返しデータをサンプルする際にあ まりに大きくすると、それだけで電池の寿命を消耗することとなります。
★その他の機能
 *リフレッシュ  *温度、設定カット・充電前後時間の設定 *サイクル充放電
*ΔVの調整(5mV〜200mV)
※ --------------------- 仕様 ---------------------------
●使用電池:50mAh〜7000mAh ●現在温度表示・カット温度設定可
●2ポート同時充電可 ●大型液晶バックライト付き20文字4行
●充放電休止時間・繰り返し回数・充電開始前時間設定

--------------------- 表示 ---------------------------------
一画面で電圧、電流、平均電圧電流、ΔP電圧、時間、容量、温度、内部抵抗 画面数 充放充と設定画面(Poot1、Poot2)の計5画面

※ 充電池に共通する内容
内部抵抗を下げるにはすべての活物質を目覚めさせて、全体で放電させれば良いわけです。良い初期化とは沢山の活物質を十分に目覚めさせ、後半では弱い電流で温度上昇をさけて充電できるようにしなければなりません。それにはピークが初期にでる充電は決して行わないようにしています。(少し前の初期カット防止タイマーとか、初期オートカットを3回もキャンセルする方法は、ガス発生と水を生成し、容量の減少をもたらします)

※ イニシャライズPGM
イニシャライズPGMは、気難しい水素充電池の芳しくないコンディションで使う際、より効率良く簡単に充電するために作られたものです。新品の充電池を起こして3回までなら、強引に入れる充電器でもパンチだけなら、著しい差は感じないとは思いますが、そこから先は充電器が持つ特性が充電池に大きく左右することは、形ばかりのステップ充電を見れば放電後半の電圧が明らかにします

※ すぐに役に立つPn値表示
 内部抵抗表示Pnの表示は電池のパンチ力を示し、充電に失敗していないかどうかを判定する基準として用いるととても便利な数値でより単純な判断基準として使えます。

※ ケースと温度計
気温には細心の注意が必要で、電池温度計以外に、雰囲気温度計が組み込まれ、別システムでファンと連動し過冷却を防止し、最良状態の活性化が可能なクーラーボックスが用意されています。また、収納の際のコンパクト化を実現し,2台分の充電器、大容量放電器のスペースとしては極めて省スペースと言えます。

※ 電池の活性化
活物質の目覚めは高パルス波高値と巾で全体に行き渡るよう先ほどの5種類のパターンと自動電流・定電流 計17種が用意されています。この目覚めで多くの活物質が、同時にデルタピークを向かえると、ピーク時間が短く、温度も低く理想的な満充電を迎えられます。少し触れましたが-ΔV値についてはExpでは標準値は80mV〜120mVとしています。市販品の中には30〜40mVと発表されているものもありますが、電池のアバレ巾から見てレース仕様としてはとても小さく”早や切れ”になる可能性があります。また、それを隠す為、強引に充電し温度カットだけに頼るものもあり、充電したはずの容量と出力容量との差が大きく食い違う充電器等もありますが、Expの適正温度からの充電は-ΔVを大きく設定しているように見えても電池の仕上がり温度は55℃以下と、実質の過充電を防ぎ、最適値と言えます(電池によって温度を上げたい場合は後半電流の変更により対応できます)

※ コンセプト
ZERO MAXでは県(山口)の創造技術研究開発補助「新産業振興第199号」の補助金等受けながら、納得の行く研究や試作を(株)シャインテクニカと長年にわたって続け、今日に至っております。説明文の中やPCに出力するデータに表現できない機構や機能があるのですが、以前データサンプリングの協力を依頼した際、ステップ充電の情報が流用された経緯もあり、表記しない方向に決定しておりますので、ご容赦ください。

※ PCへの出力
PCとの接続により、充放電の記録を残す事が容易で、電池の寿命やコンディションを把握する上で便利なツールとなるだけでなく、EXPが生み出すハイパフォーマンスな充電がイコールコンディションのレース等で極めて重要なポイントとなることは間違いないでしょう。

※ 最後に・・・
充電は面倒くさい。から、ひょっとして面白いかも・・・!?となっていただければまた違ったR/Cライフを楽しんでいただけるのではないでしょうか?量より質の時代の楽しみをお試しください。

ZERO MAX 内田